子どものSOS 活動報告№54

6月に入り、子ども達は新クラスにも慣れ、お友達とのトラブルも出てくる時期なのかもしれません。

先日、小2・3男が、朝になって学校に行きたくないと、布団に隠れて出て来ません。本来は、ゆっくりじっくり話を聞いて、寄り添って、どうしたらいいか一緒に考えるべきなのですが…学校に行ってくれないと、仕事が💦というのが本音。

教室に入りにくかったら保健室でも良いよ、と言うと渋々学校へと向かってくれました。

学校に一緒に行き、先生と話に相談すると、その日のうちに色々と動いてくれました。迷惑をお掛けしますが、早めの相談が、本人同士はもちろん先生にとっても良いことだと思っています。出来れば、親同士が顔の見える関係だと違ったかな、と思います。

子どもが「学校に行きたくない」と言ってきた時、何が出来るのだろう、どうしたら良いのだろう…。

「子どもを大切に思っている気持ちを率直に伝える」

「話してくれたことに感謝を伝える」

「辛さや苦しさやに共感する」

「できることがあるかどうか聞く」

「他の人にも助けを求めることを促す」

叱らず、気持ちを受け止めることが大事です

『子どものSOSの聴き方・受け止め方』半田一郎著から

何より「いのち」そして「笑顔」です。

市内に学校に行かない・行けない(年間30日以上)小・中学校の子どもが1,000人を超えています。教育委員会は、どうしても学校に来ることを前提としますが、「自分らしくいられる場所」を見つけることが大事だと思います。でも、親はどうしたら良い…?学校以外にどんな選択肢がある?

 子どもの学年、性格や状況、周辺環境など十人十色であり、様々な選択肢が必要だと思います。児童ホームも「学校に行けていない子どもの居場所になり得る」としています。子どもらしく、自分らしく生きられるように、もっともっと学校以外に日中過ごす居場所が必要です。

 親としては、早め早めの対応が大切でしょうが、仕事に追われていると気が付けないことも。「子どもの話を聞けてるかな?」と思い出したり、少しの変化にも気が付ける余裕を持とう、と改めて心に留めておこうと思っています。